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506 美術館内 おしゃべりOK…??  

  11/8<水曜日> の中日新聞朝刊の10版に、「美術館 おしゃべりOK」のタイトルのやや大きな囲み記事が目の中に飛び込んできました。大きめの活字の見出しを読んで、「えっ、美術館でおしゃべりOKなの…」と、驚きました。

 以前から、公共的な場での音楽会をはじめ、美術館や博物館、図書館などでは当然にして「静かに鑑賞・学習を…」とのマナー・礼儀作法が定着してきています。

 そんな中、中日紙は、鑑賞中に 「おしゃべりOK」の取り組みを模索している美
術館が全国で相次いでいるという、少々奇抜な現象をリポートしています。

 例えば、「パリ♥グラフィック展」を開催中の東京三菱一号館美術館では、さる10/30の休館日に、初めて「トークフリーデー」を実施したそうですが、
 周知度が低かったものの、「小さな赤ちゃん連れや友人同士、ご夫婦がワイワイと楽しく鑑賞してくれた」と、広報担当の後藤氏はその成功に喜んだそうです。

三菱美術館
東京都丸の内 「三菱一号館美術館」<1894~>  東京観光公式サイトより

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 この記事を読んで、前述した音楽会・図書館等については、いずれも絶対条件として「静寂が求められる」ことから、鑑賞中あるいは学習中に「おしゃべりOK」…とは いかないでしょう。
 でも、美術館・博物館等では、視点を変えてみれば、「おしゃべりなどもってのほか」と厳格に規制する必要もないように思われます。

 むしろ、家族・親子で会話をしながら参観したり、恋人同士で語り合いながら鑑賞を深めるなど、多くの人たちに絵画や彫刻などを楽しんでいただける場面要素が増えるのではないでしょうか…。
 特に、親子での鑑賞は、お互いに会話を交わす中で、芸術表現のすばらしさや表現技法に共感・共有したり、作者の作風や特徴などの知識を深め合ったりなど、相互学習作用から生まれる「親子ふれあい学習の場」となるでしょう。

 勿論、アンケートでは、「しゃべる声がうるさい」「何故注意しないのか」などの意見もあるそうです。これも当然でしょう。したがって、学芸員の方たちの考えで休館日に実施し、年内は11/27と12/25に開催を予定しているそうです。

 こうした試みは、定着してきているのではないかと思われる一方で、アンケートでは「声が大きすぎる」「実施されたら心配だ」との声もあり、正直なところ、対応の難しさを感じてもいるそうです。

 しかし、欧米の歴史・伝統ある美術館では、館内での会話を禁止しているところはあまりない…との指摘もあり、むしろ、会話をしながら楽しく鑑賞することを認可している美術館もあるそうです。

 わが国の美術館などでは、静かにしなければならないという不文律・感覚が少々強く残っているのではないでしょうか…。当然、周りに迷惑をかけるような声高の会話や哄笑はもちろん、館内を走ったり・おやつを食べながら…等々の基本的なマナーを欠く鑑賞態度は戒め、厳に慎むべきです。

 しかし、会話は絶対ダメ…といった禁句は、もう少し考え直してみたらどうでし
ょうか。会話のトーンを落としながら、互いに寄り添って教えたり・教わったり…と、楽しく感想を語りながらの芸術鑑賞なんて、とても素敵じゃないですか…。

 新進の学芸員さんたちの努力に敬意を表しつつ、全国の美術館が、漸次、新しいルールでの「おしゃべりOK」となっていくことを期待しています。

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IMG_1026.jpg 草むらの中のススキです。

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