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406 「医は仁術なり」。医師の優しい言葉は神の声なり…。 

我が家では、朝日と中日の二紙を購読しているが、朝日は「声…V
oice」欄、そして中日には「発言」覧があり、それぞれに読者の意
見や発言等が紹介される。私は、こうした市井のごく普通の人たち
の意見や考え方を読むのが好きで、必ず目を通すことにしている。

年齢制限や男女の別なく、ジャンルもない。極めて自由な形で、意
見や発言等を載せているのがよい。おそらく、毎日多数の投稿があ
ると推察されるが、二紙に共通して、極論や偏った意見や考え方は
余り見られず、不偏不党の取り上げ方に好感が持てるのである。

こうした「意見」や「声」欄は、言ってみれば、読者の感ずる日常
的な生活場面での生の体験や・感じ方であり、切実感・現実感がほ
とばしり出ていて、腹の底から考えさせられ・揺さぶられる真実の
ことば・文章に出会うことも多いのである。

今日 1/26、中日は 次の意見を載せた。これは前述の「発言」欄で
はなく、「ホンネ外来」と題するコーナーの意見である。この欄は
患者や家族、医療関係者らが医療現場での体験や感じたことを語り
合い、相互理解を深める欄で、投稿文を掲載しているのである。

それの部分<要約>を次に記すことにしよう…。
投稿者は76歳の女性。5年ほど前の近所の歯科医院での話だ。「こ
んなに歯の悪い人はいない」と、歯科医師<A>が ぶつぶつと独り
言をつぶやいてから治療が始まったが、具合が悪いのに、こんな言
い方をされると一層つらくなりました…とのこと。

今は違う 歯科医師<B>に通い、ご主人を亡くされたり・骨折をし
たりして調子が悪かった時には、「大丈夫ですよ。今はストレスの
ため不調なだけ、必ず元のように元気になるから、余り心配しなく
てもいいですよ。頑張りましょうね」…と励ましてくれたという。

この言葉をかけてもらった後、体の具合の悪いところも治っていっ
たという。女性は、名医だなぁ…と感心したそうだ。そして、どん
なに腕が良くても、患者の気持ちを踏みにじるようなことはしない
でほしい。お医者さんの優しい言葉も、大切な治療だと思います…
と結んでいる。

読んだ後、胸に響いた…。痛烈なる心境にも至ったし、投稿者の忸
怩たる憤懣の気持ちが切々と伝わってきたのだった。投稿者は、患
者の心理・心境を赤裸々に語ると同時に、医者としての取るべき態
度・言葉づかいを嗜め・諭しているのである。
「医は仁術」…との言葉や、名医が患者の脈を取っただけで病気
が治ったとの話も思い出した。
患者の顔を見ることなく、PCとにらめっこの医師…。じゃあ薬を出
しておきましょう。お大事に…。これでは、ちょいと 不親切に過ぎ
ないだろうか…。
女性は76歳て、不安も多かったであろう。女性にとって、B 医師こ
そ「赤ひげ」先生に 感じられたかも知れない。この話、少々こたえ
る内容の話であり、身につまされたのであった…。

貝原益軒の『養生訓』には…、医は仁術なり。仁愛の心を本とし、
人を救うを以て志とすべし。わが身の利養を専ら志すべからず。天
地のうみそだて給える人をすくいたすけ、萬民の生死をつかさどる
術なれば、医を民の司命という、きわめて大事の職分なり」「醫は
仁術なり」。人を救ふを以て志とすべし…とある。お許しを…。

DSCF3460.jpg
ウォーキングコース五条川にある桜の巨木です。実に見事です。

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